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眼の病気と治療

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近視

近視とは?

「目が大きくなる」病気です。正しくは眼軸が長くなる病気です。その結果、裸眼視力が低下し、遠くが見えにくくなります。

こどもの近視に対してすぐに眼鏡をかけるのは間違いです!近視を悪化させてしまうことがあります。近視専門の眼科で治療を行いつつ、適切な度数の眼鏡処方を行う必要があります。学校視力検診でB判定以下の時は、すぐに眼鏡屋でメガネを作るのではなく、必ず眼科を受診するようにしましょう。

こどもの近視

近くを見ると毛様体筋によって水晶体が凸になります。これが元に戻らなくなった状態を屈折性近視、俗に仮性近視と呼びます。仮性近視は治療により治ります。

仮性近視が常態化すると、眼軸が長くなっていきます。これが本当の近視で、治ることはありません。近視が悪くなる前に、いかに早く治療を開始できるかが、ポイントです。

近視の診断

レーザー眼軸長測定器OA2000

視力は日によって変動するので、それだけで進行しているかどうか、厳密には分かりません。近視の進行を正確に評価するには眼軸長を測定する必要があります。

当院ではTOMEY社のレーザー眼軸長測定器OA2000を導入しており、まったく痛くなく、数秒で眼軸長を測定することができます(無料です)。

近視の原因

姿勢をよくする

近視は成長期である20歳までに急激に進行します。現在、小学生の70%、中学生の90%が近視になっているというデータがあります。

近視は生活習慣病です。原因は主に「近見作業の増加」「屋外作業減少」の2つです。つまり、「スマホやタブレットなどの近くを見る時間が長い」「太陽の下で遊ぶ時間が少ない」というインドアな生活が近視の原因となります。

近視の進行予防

日常の生活習慣を正すのが治療の基本となり、目薬やサプリメントで補助します。それでも進行が止まらなければ、オルソケラトロジーや遠近両用コンタクトレンズといった特殊な近視治療を行うこともあります。

日常生活での予防

姿勢をよくする

姿勢をよくする

本を読むときは30cm離しましょう。スマホ、タブレットは控えます。机とイスの高さを合わせ、正しい姿勢を保つことが重要です。

部屋を明るくする

部屋を明るくする

照明は300ルクス以上の明るさが必要です。部屋の照明以外にLED電球なら1000ルーメン、白熱電球なら60W、蛍光灯なら20Wの追加照明があると、300ルクスの明るさを確保できます。

太陽の光を浴びる

太陽の光を浴びる

太陽の光の紫色波長(バイオレットライト)に近視の抑制効果があることが判明しました!目は物を見るだけの組織ではありません。さまざまな波長の光を感受し、成長や生活リズムに大きく関与しています。

例えば、液晶画面からでるブルーライトは睡眠を障害します。早寝早起きし、太陽とともに生きる。1日2時間の屋外活動を目標とするのがよいでしょう。

目薬・サプリメントによる治療

日常の生活習慣を正すのが治療の基本となり、目薬やサプリメントで補助します。それでも進行が止まらなければ、オルソケラトロジーや遠近両用コンタクトレンズといった特殊な近視治療を行うこともあります。

ミドリンM

ミドリンM

昔から多くの眼科施設で初期の近視化や進行抑制に幅広く使用されています。

近業作業などでピントをあわせる毛様体筋の緊張が続くと近視化しやすくなりますが、ミドリンM は毛様体筋を弛緩させて調節緊張を緩和する作用があります。薬が効いている間は瞳孔が開いて近くの物が見えにくくなるため、必ず就眠前に点眼します。医師の処方が必要です。

※健康保険適応

マイオピン

マイオピン

成長期の近視を進行させる眼軸長(眼の奥行)の伸長を遅らせることができる低濃度アトロピン点眼薬です。シンガポール国立大学の臨床試験で近視抑制効果が証明されました。(Ophthalmology 2012 ; 119(2) : 347-54)

健康保険適応外ですが、他の手段に比べて最も近視進行抑制効果のエビデンスのある治療法として、日本国内でもこの点眼を直輸入して処方をおこなう施設が増えてきています。医師の処方が必要です。

※医師の処方箋が必要
※健康保険適応外

価格 1本3000円(税別)
※1日1回点眼 約1ヶ月分
クリアビジョンジュニアEX

クリアビジョンジュニアEX

クチナシ由来の天然色素成分「クロセチン」が臨床試験において 近視進行抑制に関連するEGR1遺伝子の発現を高める効果が証明されています。「クロセチン」はニンジンに含まれる”β-カロテン”やトマトの”リコピン”の仲間で抗酸化力に優れた成分です。

クリアビジョンジュニアEX」はクロセチンをソフトカプセルに詰めた 錠剤タイプの医療機関のみで取り扱いされている近視進行抑制効果のあるサプリメントです。

※医療機関専売商品

価格1箱3000円(税別)
※1箱60個(30日分)

特殊な近視治療

ある程度、近視が進行してくると、黒板が見えなくなるなど、裸眼で生活できなくなってきます。しかしメガネや通常のコンタクトレンズを使うと近視が悪化してしまいます。

近視を悪化させず、進行を抑制し、なおかつ視力を矯正できるのが、オルソケラトロジーと遠近両用コンタクトレンズです。近視の進行抑制の治療として、もっとも効果が高いことが分かっています。

どちらもコンタクトレンズであり、角膜に接触させて使用するので、角膜にキズが生じるリスクがあります。3か月に1度の定期診察が必要です。

オルソケラトロジー

オルソケラトロジー

夜、睡眠中に装用します。ナイトコンタクトレンズとも呼ばれます。当院では日本人用に設計されたブレスオーコレクトを導入しています。まだ自分でコンタクトレンズを扱えない小学生に向いています。

詳しくはこちら >

遠近両用ソフトコンタクト

遠近両用ソフトコンタクト

日中に装用します。扱いは通常のコンタクトレンズと同じです。当院ではもっとも高性能な遠近両用ソフトコンタクトレンズであるデイリーズトータルワンを採用しています。自分で取り扱えないと使用できないので、中学生以上に向いています。

公式ホームページはこちら >

近視を治す手術

近視の進行も20歳くらいになると止まっていきます。メガネやコンタクトレンズはわずらわしい、近視を治したいと思えば、近視を治す手術を検討します。

近視・遠視・乱視など病気を屈折異常といい、それを治す治療を屈折矯正と呼びます。

手術治療としてレーシックが有名ですが、現在はより安全で、よい視力が長持ちする、眼内コンタクトレンズが主流です。当院ではどちらの手術も対応できます。

屈折矯正についてはこちら >