目の病気と治療

白内障

Cataract

白内障とは?

  • 白内障の眼

    水晶体が濁ってくると、光が通りにくくなり、見え方に影響が出ます。

  • 正常な眼

    水晶体が透明なため、光が十分に通ってよく見えます。

白内障は老化により、水晶体が濁る病気です。老化を止める薬はなく、根治しようと思えば手術が必要です。当院では日帰り白内障手術を行っています。手術時間は5分程度で、術後はゴーグルを装用して帰宅していただけます。両眼同時に手術することも可能です。

手術は眼科先進医療研究会所属の杉本栄一郎医師が執刀します。

白内障手術

濁った水晶体を除去し、人工の眼内レンズを挿入します。レンズは一生もちますので、2回目の手術は必要ありません。
手術は点眼麻酔で行えることがほとんどですが、緊張や不安が強い場合は、笑気麻酔を併用することもできます。

眼内レンズについて

眼内レンズには大きく2つに分けて、単焦点レンズと多焦点レンズがあります。違いは、術後に老眼鏡をつかってもよいか、それとも老眼まで治して裸眼で生活できるようになりたいか、という点です。多焦点レンズを選んだ方の70〜80%は完全に裸眼で生活できています。

単焦点レンズはピントが1つで、術後は1つの距離だけ裸眼で見えます。例えば遠くにピントを合わせた場合、遠くは裸眼でも見えますが、近くを見るときは老眼鏡が必要になります。白内障だけ治す、保険診療です。

多焦点レンズはピントが複数あり、例えば遠方と近方の2焦点レンズを選んだ場合、術後は遠くと近くが裸眼でも見やすくなり、老眼鏡を使う頻度はかなり少なくなります。レンズによって、ピントの数、ピントの合う距離(焦点距離)は異なります。白内障と同時に老眼まで治す、保険外診療です。

「せっかく手術するのなら老眼も治して、裸眼で生活したい!」を可能にするのが多焦点レンズです。

。多焦点レンズにはたくさんの種類があり、当院では県内最多の20種類以上を取り扱っています。多焦点レンズは種類により見え方の特徴が異なりますので、お一人お一人のライフスタイルにマッチしたレンズをお選びできるよう努力しています(術後の見え方には個人差があります)。

当院の多焦点眼内レンズのラインナップ

2020年4月から一部の多焦点眼内レンズが厚生労働省に承認され、選定療養で使えるようになりました。選定療養とは多焦点レンズの費用は保険外ですが、手術代・診察代・検査代・お薬代には保険が適応されるシステムです。

選定療養についてはこちら

国内未承認の多焦点眼内レンズを選んだ場合、レンズ費用を含め、すべての診療行為が保険外になります。当院では世界最新の白内障手術システムであるレーザー白内障とお好きな多焦点眼内レンズを組み合わせた、プレミアム白内障手術をご用意しています。さらにアフターフォロー保証もつけて、より安心な白内障手術を提供したいと思っています。

プレミアム白内障手術についてはこちら

費用について

単焦点眼内レンズを用いた白内障手術
保険診療
3割負担約4.5万円
2割負担約3.0万円
1割負担約1.5万円
多焦点眼内レンズを用いた白内障手術
選定療養:レンズ代のみ保険外
3割負担約4.5万円+レンズ代
2割負担約3.0万円+レンズ代
1割負担約1.5万円+レンズ代

※ レンズ代 12.8〜30.8万円(税込)

プレミアム白内障手術:全額保険外
すべての方69.8万円(税込)
  • ※片眼の金額です
  • ※保険外診療費は高額医療の対象外です
  • ※保険外診療費も医療医控除の対象になります

当院が選ばれる5つの理由

1最先端の白内障手術システム

FLACS(レーザー白内障手術)

最先端の白内障手術器械システムを導入し、術後、最高の裸眼視力を目指します。

詳しくはこちら

2選べる眼内レンズ

豊富なレンズの種類

国内で流通しているレンズ以外に、主にヨーロッパから最新の多焦点眼内レンズを輸入できます。

詳しくはこちら

3両眼同時手術

両眼同時手術

目の安全を守ることが一番大事なことです。術後、必ず通院が必要になりますが、仕事が忙しい、サポートする家族のご都合がつかない、遠方であるなど、通院が難しいこともあります。当院では利便性を向上するため、両眼同時手術を行っております。
※目の状態によっては両眼同時手術ができないこともあります。

4感染症ゼロ

感染症ゼロ

最も重篤な合併症が感染症です。術後に細菌が目に入ってしまい、最悪、失明に至ります。
当院では感染症ゼロを目指して、清浄度の高い手術室を設計しました。総合病院の眼科手術室のレベルを超える、クラス1000を達成しています。クラス1000とは、心臓手術、脳外科手術、整形外科の関節手術、白血病の患者さまが入るクリーンルームに匹敵します。