多焦点眼内レンズ

合併症・アフターフォロー

After service

多焦点眼内レンズの合併症

裸眼で生活できる夢の治療「多焦点眼内レンズ」ですが、合併症が全くない訳ではないことが分かっています

ハロー・グレア

多焦点眼内レンズの多くは回折構造というバームクーヘンのような筋を持っています。この回折部分で光が乱反射すると光がにじみます。特に夜やトンネルの中など、暗所で強い光を見たときに感じやすい現象です。光の輪っかをハロー、ぼやっとしたにじみをグレアと呼びます。

眩しさや色味は時間経過で慣れてきますが、気になる場合は医師に相談してください。

【正常】

【ハロー・グレア】

多焦点不耐

多焦点眼内レンズの新しい見え方に脳が順応できないと、遠くも近くもよく見えないことがあります。頻度は300人〜500人に1人とまれな合併症ではありますが、重症になると目を開けてらいれない、頭痛がする、起きることができないなど、日常生活を送れない「適応障害」にまで発展することがあります。
もともと神経質な方に起きやすいと言われています。

アフターフォロー

術後に乱視をタッチアップ

手術後に乱視の影響が残ってしまった場合、アドオンレンズを用いて乱視を微調整することで、更に快適な見え方を提供できます。

乱視の影響が最小限になるよう、術前術中に最大限努力しますが、それでも200〜300人に1人は術後にアドオンが必要になります。通常、アドオン(単焦点レンズ)は保険外診療であるため片眼26.8万円(税込)の費用がかかります。当院でプレミアム白内障手術をうけていただいた場合、アドオンを10万円(税込)で行うことを保証します。

単焦点レンズへの交換

合併症により、日常生活に不自由が生じてしまった場合、非常に無念ではありますが、再手術で多焦点レンズを単焦点レンズに交換します。特に多焦点不耐の場合は、交換が遅れると、症状が悪化することがあるので、術後1か月以内に再手術が必要になることがあります。 選定療養では、レンズ交換を保険診療で行うことは厚生労働省に禁止されていますので、片眼12万円の再手術代がかかります。
プレミアム白内障手術では、無料で「レンズ交換」を行うことを保証します。

手術費用

 選定療養プレミアム
白内障手術
タッチアップ
(レーザー)
17.6万円5.5万円
タッチアップ
(AddOn)
26.4万円11万円
レンズ交換13.2万円無料

(税別)