円錐角膜の矯正・コンタクトレンズ
Keratoconus基本はハードコンタクトレンズ
裸眼で生活できている場合、矯正は必要ありません。視力が低下してきたら、まずメガネもしくは装用感のよいソフトコンタクトで矯正します。痛い思いをしてまでハードコンタクトをする必要はありません。
しかし、さらに円錐角膜が進行するとメガネ、ソフトコンタクトでは視力が矯正できなくなります。歪んだ角膜を整えるにはハードコンタクトレンズがもっとも有効です。次のステップは普通のハードコンタクトによる矯正を試してみます。
円錐角膜用コンタクトレンズ
装用時の痛みが強い、フィッティングが悪い場合は、円錐角膜専用の特殊なコンタクトレンズを使用します。
- ソフトコンタクトレンズ「ユーソフト」
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通常のソフトコンタクトでは視力が矯正できない、ハードコンタクトは痛くて装用できない方に適しています。国内初の円錐角膜用ソフトコンタクトレンズです。取り扱い可能な眼科はまだ日本全国で30施設弱です(2020年時点)。
- ハードコンタクトレンズ「ローズK-T」
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通常のハードコンタクトだと、角膜にキズがついてしまう、角膜が白濁してしまう、フィッティングが悪くてズレしまう方に適しています。内側中央が凹んでおり、円錐角膜にフィットしやすい形状になっています。
- ハイブリッドコンタクトレンズ「EyeBrid」
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ハードコンタクトは痛くて装用できないけど、ソフトコンタクトでは視力がでない方に適しています。ハードコンタクトの周辺にソフトコンタクトのスカートがついており、ハードの矯正力とソフトの装用感を併せ持つレンズです。
費用
円錐角膜用ソフトコンタクトレンズ | 片眼 3.85万円 (一年毎の交換) |
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円錐角膜用ハードコンタクトレンズ | 片眼 3.85万円 (一年毎の交換) |
円錐角膜用ハイブリッドコンタクトレンズ | 片眼 5万円(初回) 片眼 3.8万円(交換) (6か月毎の交換) |
※税込・保険外診療